「育ちの見える化」「保育の見える化」を実現
遠賀中央幼稚園は今年令和元年で創立52年を迎えました。
北九州市のベッドタウンですが、田園地帯が多く、のどかな風景が広がっています。
これといったステキな施設や公園があるわけでは無いのですが、子育て世代の満足度が高く、Uターン組も多く、当園にも卒園生のパパママがたくさん居ます。
園にとっても町にとっても嬉しいことですね。
さて、そんな遠賀町ですが、色々と不安な事もありました。
自然に恵まれた環境にありながら、「子どもたちが外で遊んでいるのを見たことがない」「親子で歩く姿を見ない」など。
また、園内でも「靴のサイズが合っていない子が多い」「大きくなっても、平気で靴の右左を間違える子が多くなった」「体幹の弱い子が多くなった」などなど。
田舎の子は、のびのび外を駆け回って元気一杯!みんな健康!ではなかったのか?何かが変わってきている・・・と
心配の種をかかえながらも、どうしたら良いのかわからないでいる時に、柴田先生との出会いがありました。
柴田先生が信念をもって取り組まれている子どもの足の測定。
そこから幼児期の成長発達に関する、溢れるほどの情報をいただき、私の疑問がどんどん解けていきました。
そして、この情報を園と保護者が共有することは、「育ちの見える化」だけでなく、今まさに叫ばれている「保育の見える化」につながる、と確信したのです。
当園は、今年度から始めたばかりですが、保護者からは大きな反響がありました。
先生たちも、今からどんどん学んで保育に活かしてくれる事でしょう。
キッズフットラボは、子どもの未来を創っていくだけではなく、園と保護者をつなぐ架け橋になると思います。
当園は、仏教保育を基本として、心の育ちを大切にしていますが、それと同じくらい、子どもたちの身体の健やかな育ちにとって不可欠な存在になると思います。
今後の展開を楽しみに学ばせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
遠賀中央幼稚園
園長 信行甲子